・はじめに
・注意事項
・参考にしたサイト
・先に用意して置いたほうがよいと思うもの
・スピアネットに登録する。登録情報が間違っていないかと、営業日カレンダー、配送先の住所を確認する
・US Apple Storeで商品を購入。スピアネットの指定した住所に配送する
・Apple Storeから商品が出荷されると、荷物追跡番号付きの出荷情報が見れるため、その番号を控える
・スピアネットで、転送依頼を作成する
・商品がスピアネットに到着すると、配送料の支払いメールが来るため、支払いを行う。支払い方法はPaypalかクレカが楽かと思います。
・商品がスピアネットから日本に配送される。
・日本で受け取る。宅配便(ヤマト)の場合、受け取り時に税金を支払う。
・購入から家に届くまでの日数
・最終的にかかった金額
・おしまい。お疲れ様でした。
・そのほか
・さらに余談。iPad Pro 12.9inchと9.7inchのどちらを買うべき?
iPad Pro。それはApplePencilに対応することにより、クリエイティブに関する使用面が一気に向上し、かつ音量を大きく出せる4スピーカーや優れたカメラ(9.7inch)など、前Air2と比べかなり性能向上された新型iPadです。
ところが!売りである「4スピーカー搭載」と日本版iOS機器の独自仕様(機能制限)である「シャッター音が消せない(しかも大音量)」により、大きな弱点まで抱えることになってしまいました。
それすなわち、爆音シャッター音。
画面を問答無用で画像にできるスクリーンショットという機能は、画像作成や編集にも今後使われていくであろう
iPad Proでは、強力な機能だと思います。そのスクリーンショットでも日本版
iPad Proでは爆音シャッター音が鳴り響くというのは、大きな機能制限を抱えてしまったものと思います。
なお、iPad Proでのシャッター音に関して詳しくは、以下の記事をご覧頂けますとですです。
日本版iPadProを買う前に、知っておいたほうが良いと思うこと(シャッター音について)
さて。シャッター音を消せないのは、日本版とごく一部の国のiPadのみで、基本的に海外版(グローバル版)は消音モードでシャッター音を消せますし、また出しても常識的な音量です。爆音ではありません。(主観でiPadAir2と同じくらいの音量です)
そしてもちろん、海外版iPadでも言語に日本語を選択出来ます。(iOS9まで確認)
これで日本版のほうが安いのであればまだともかく、海外版のほうが値段でも安いという 。。(もちろん為替により変動します。)
どちらにせよ生産地やハード仕様は同じなので、日本版が高品質というわけでもないでしょうし。
そこで。機能制限された日本版ではなく、海外版を買うという選択肢が生まれます。
例えば、
Expansysというサイトでは、海外版(香港版)の携帯やタブレットを日本から購入できます。
私は、
iPad Pro 12.9inch版をこのサイトで買いました。
ただ、
iPad Pro 9.7inch版は、Expansysの販売ラインナップの中ではWifi 32GBしかありませんでした。(当時です)
ここからが本題です。そこでどうしたか。
US Apple Online Storeで購入→転送サービス使用→日本の自分の住所へ配送
という
個人輸入の形で、今回
iPad Pro 9.7inch 256GB Wifi-Cellularを購入しました。
そのときの事を、メモとしてこの記事に残そうと思います。
なお、今回転送サービスには
スピアネットを使いました。なおスピアネットを今回選んだ理由のとしては、日本語対応なのと、ほかにも使われた方のレポなどがあったらからでしょうか。
今後、海外から物を買ってみようと考えた方の参考になれば幸いです。
※なお、言うまでもないかもしれませんが、
個人輸入はトラブルなど起きても自己責任です。そこはご了承の上記事をお読みください。
・改めて。海外通販は基本自己責任です。日本の感覚とは勝手も違うため、そこは留意の上行ったほうが良いと思います。初期不良や誤配などの不安要素は、もちろんあります。
・時差に気をつけて。スピアネットはPST 太平洋沿岸標準時間基準です。そしてUS AppleStoreはUS基準でしょう。また、スピアネットは土日と祝日(USでの)はお休みです。
・上でも書きましたがスピアネットは休日があります。そして休日には荷物の受け取りも配送もされないと思いますため、そこはお気をつけを。
・最低でもスピアネットが荷物を受け取るまでは、自分の担当分と思ったほうが良いと思います。日本のサービスのようになんでもかんでもやってくれるとは思わないほうが良いかと。例えば、スピアネットの休日の日に荷物が届き、一旦持ち帰りになった場合、再配達手配などをスピアネットがやってくれるかは・・・期待しないほうが良いんじゃないかなあと(やってくれていたらすいません)
・後述しますが、クレジットカードで海外サイトでの購入の際には、クレカの盗難による不正利用と思われてカードがロックされることもありえると思います。一応万が一ロックされても問題ないカードにしておいたほうが安心かと。
・スピアネットの倉庫はオレゴン州にあるため、USの消費税はかかりません。ただ、日本の自宅到着時に、本体代金の60%に日本の消費税がかかりますため、受け取り時に払う必要があります。(宅配便配送の場合)
・この記事の内容は、私が買った際の情報に基づいています。実際の画面・手順・法律や金額などが変わる可能性があります。
・今回購入した
iPad Pro9.7inchは日本で法律上使ってもOKなものです。技適マークもちゃんとあります。ですが、その他商品によっては日本へ輸入できないものもありますため、購入まえにご確認を。
・この記事の内容により、何かの損害を被っても、私は責任を負いません。
今回購入する際に、参考にしたサイト一覧です。
・ヤマトを使ったアメリカからの輸入でどれ位時間がかかったのか時系列順にまとめてみました
・米apple.comからUS版iPhone SEを購入する方法
・US版SIMフリーiPhone6s Plus購入の記録
・iphone6 SIM freeをアメリカから購入。
・米国版iPad mini4をAmazon.comから個人輸入してみた話
・Apple Store USAからRetina iPad mini Cellularを個人輸入してみました。転送費用や購入方法まとめ
各サイト様、ありがとうございました。
・Apple ID(日本で使っているものでOKです)
・クレジットカード。海外サイトで買い物をした際に、クレカによっては不正利用と思われて決済が弾かれる場合がありますため、複数枚あったほうが良いかもしれません。
・PayPalアカウント。スピアネットに送料での支払いで使用します。クレカでも支払えますが、Paypalはどのみちあると今後便利かなと。初めてアカウントを作るときはクレカの認証が必要になるため、早めに作っておいたほうが良いかと思います。また、パーソナルアカウントだと10万以下の支払いしかできません。
どのみちアカウント認証に時間がかかるなら、プレミアかビジネスアカウントを最初から作るのも手かもかも。
まずは、
スピアネットのサイトを開きます。
「無料会員登録」のボタンから、会員登録を行います。
それぞれ入力していきます。住所は郵便番号から自動入力してくれるボタンがあります。番地・部屋番号を入れ忘れないようにお気をつけください。
登録が完了してログインすると、このような画面になると思います。
下のお客様情報、もしくは左上の登録情報変更ボタンから、現在の登録住所が確認できます。
改めて、登録した住所・氏名・電話番号などが間違っていないか再度ご確認。番地と部屋番号も!
住所は海外スタイルなので、
日本とは記載の順番が逆になり、番地+部屋番号からスタートして、最後に県が来ていると思います。
また、左上の「お荷物受取センター住所」から、配送先に指定する住所が確認できます。
シャープ後の数字の番号が、貴方のIDです。これでスピアネットは誰宛の荷物かを判断しているのですね。
これがログインIDになります。逆にいえばログインIDは数字でしかないので、パスワードは複雑で、ほかのサービスでは利用していないものにしたほうが良いでしょう。パスワードの基本ではありますが、大事なことですです。
あとは、トップページ下のスピアネットの営業日を見ておくと良いと思います。US時間(PST 太平洋沿岸標準時間)前提なので、そこはお気をつけ下さい。
次は、私が商品を購入した際の手順を記載します。
US Apple Online Storeから商品を購入します。
配送方法は、ShipかPickUpかを選択できるようになっています。
Ship:配送
PickUp:お店まで取りに行く
なので、Shipを選択します。配送は無料か有料(より早い)が選べました。
今回は2日かかってもいいので、無料を選択しました。
到着日が、スピアネットの営業日になるように調整しましょう。
つまり、時差と土日祝日(US基準。スピアネットのサイトのカレンダーで分かります)にお気をつけを。
住所入力画面です。
Spearnetの注意文面にもありますが、
Shipping Address:発送先住所(スピアネットの受け取り住所を入力)
Billing Address:クレジットカードの請求先
です。お間違えなきよう。
スピアネットの手順説明書どおり、
名前:自分の
配送先:スピアネット倉庫の住所。ナンバー(#+数字のID)も忘れずに。
※スピアネットへの発送先住所は今後変わる可能性がありますため、サイトでもご確認ください。
Shipping Notificastionsは、メールアドレスを入力しておくと発送と同時にそちらにもメール送信してくれるようです。
私は普段使っているメールアドレスを入れました。(AppleIDとは別)
さて。次はBilling Address。決済情報を入力します。
ここで支払い方法にPaypalを選びたいところなのですが、残念ながら日本のPaypalアカウントは使えませんでした。
使えたらすごく楽なのに。。仕方ないので、クレジットカードを支払い方法に選択します。
ここは、自分の情報を入れるのですが。。
電話番号と、ZipCode、地域選択は日本のものが選べません。そりゃそうだ。電話番号も桁数が違いますものね。。
仕方ないので、この部分に関してはスピアネットの住所を選択しました。
ここで、場合にはよってはクレカの盗難による不正利用と判断されて決済が弾かれる場合もあるかもしれません。
場合によってはクレカをロックされる可能性もあると思いますため、その際はカード会社に連絡して説明してから購入することになるのだろうと思います。
参考:
US版SIMフリーiPhone6s Plus購入の記録
私は、幸いカード決済が通りました。
後は、発送まで待ちます。
購入した次の日に発送されました。
発送メール・もしくはUS Apple Storeのサイトから、荷物追跡番号が見れます。
ちなみに発送業者はUPSでした。
こちらを控えておきます。
注意!
注文後は、AppleStoreサイトの注文履歴から、配送状況を確認できます。
その画面では、Pre-Sign for Delivery というボタンがあります。
このボタンは、サイン省略にしたい場合に使うようです。
サイン省略:相手が不在の場合、荷物を置いていってしまう(サイン受け取りなし)
当然それでは困るので、そのボタンは押さないようにしましょう(スクリーンショット撮り忘れました;)
無論押しただけでそれに変わったりはしないとは思いますが、触らぬ神にたたりなし。。
参考:
Apple Store USAからRetina iPad mini Cellularを個人輸入してみました。転送費用や購入方法まとめ
次はスピアネットのサイトから、転送依頼を作成します。
左のメニューから、「転送依頼作成」を選びます。
私は今回単品購入なので、「同梱なし」
配送方法は宅配便、個人使用なので「個人使用」を選択しました。
後は、下も入力します。今回ですと、
購入先:Apple Store
金額の合計:商品の金額($)を入力。私の場合は1,029.00 でした。
荷物追跡番号:控えておいた追跡番号を入力
商品名称:商品名を入力。発送メールにも描いてありますし、AppleStoreの注文履歴からも見れます。
個数:個数を入力。
商品がスピアネットに届くとスピアネットから支払いのメールが来ます。
スピアネットのサイトから支払いを行います。メールのリンクからも行けたハズ。
ここで注意してほしいのは、この支払い後に住所を変えることはできなくなるということです。※この画面の上のほうにも書いてあります
あらためて、住所や電話番号、名前などが間違ってないかチェックしましょう。番地と部屋番号も忘れずに!
ここでの決済は日本のPaypalアカウントが使えます。
!ポイント!
商品をスピアネットが受け取った後、届いた荷物が正しいかどうかの検品作業があります。
この検品作業が終わって初めて、スピアネット側のステータスが更新されるようです。
なので、UPSのサイトで追跡してステータスが受け渡し済みになっても、スピアネット側のステータスが受取済みになるまではラグがあります。
ちょっとドキドキしますね;
スピアネットから日本に発送されると、発送メールがきます。
今回は発送方法に宅配便を選んだので、ヤマトの追跡番号付きで来ました。
ヤマトのサイトから追跡サービスに登録しておくと、税金の金額もメールで教えてくれます。(一旦自宅に来てからでしたが)
ちなみに今回の場合、税金の金額は、商品代金の60% * 0.08(消費税)で約5400円でした。
受け取り時に支払います。あらかじめ用意しておきましょう。
■かかった期間
日付は全てUS時間です
1日目(火):日本時間夜にUS AppleStoreで購入
2日目(水):スピアネットに向けて発送
3日目(木):発送中・・・
4日目(金):現地時間朝にスピアネット到着
5日目(土):スピアネットから支払いメールが届く(休日ではありますが、支払いメールは送ってくれるようです)。支払いをサイトから行う。
6日目(日):スピアネット休み
7日目(月):進展なし(宅配便の発送は月曜日はやってないようです)
8日目(火):スピアネット日本に向けて発送
9日目(水):日本に向けて輸送中・・・
10日目(木):到着
土日を挟まなければ、2日ほど短縮できたかもという感じです。
それでも最初に想像していたよりも、スムーズに行えたかと思います。
■かかった金額(
iPad Pro Wifi+Cellular 256GB)
本体代金$1,029.00(レート109.261) + スピアネット発送料$37(Paypal払い) + 消費税 ¥5,300 でした。
合計金額は、日本円で約12万2千円でしょうか。私はPaypalポイントがあったので、発送料は上記より安くなりました。
日本で買うと12万8304円(購入時の日付で)なので、日本で買うよりも6千円ほど安く買えた感じですね。
より円高の時であれば、さらに安く買えただろうと思います。
日本で買うよりも安く、かつシャッター音を消せる
iPad Pro9.7inchが手に入ったので、結果としてはとても満足しています。
以上です。お疲れ様でした!
さてさて。海外からの購入は、当然リスクもあります。
ただ、海外から物を購入するということに一回慣れておくと、一気にモノ選びの選択肢が増えるのではないかなと。
日本でしか選択肢がない場合にあるのが、「どれを選んでもダメダメ」という状況。
そういうときに海外から選べるようにしておくのは、今後役に立つと思うのです。
というような感じでした。
それでは、快適なガジェットライフをですです。
・海外版iOS機器ですが、日本で修理交換した場合は日本仕様のものが渡されてしまいます。大切に使いましょうです。
・iOS9.3.2のアップデートの不具合でiPadが文鎮化するという事態が以前起きました。こういうときも日本で交換すると日本版を渡されてしまうので、お気をつけを。今後万が一こういったことで文鎮化などした場合、不具合修正が配信されるまで待つほうが良いでしょう。
あと、iOSアップデートは一日くらいは待って不具合報告を見てから行ったほうが良いと思います。
・バゲージロストが心配!という声もあるかもしれません。スピアネットのサイトでは
保険はこのようになっているようです。
$1000以上の保険をかけたい場合は、要ご相談という形のようですね。
・いきなり高いものは心配な場合は、とりあえず安価なもので試してみるのも良いかも?
・それにつけても
iPad Proの日本版のシャッター音爆音さは、さすがにどうにかしたほうがいいと思う。
さて。
iPad Proをこれから買おうとしている方は、12.9inchと9.7inchのどちらを買おうか迷っている方もいらっしゃると思うのです。
なので、何かの参考に両方使っている自分の視点から記載しようと思います。
■12.9inch
・圧倒的なコンテンツ力。
・絵を書く用途など、クリエイティブなことをするにはとても良い大きさ
・AmazonVideoなども大画面で楽しめる
・メモリ4GBのため、かなり安定して使える気がします。
・反面その大きさが弱点にもなる。持ち運びは9.7inchと比べるとしにくい
・片手であつかうのは・・・やめたほうが良いとおもう
・画面が割れた時の修理代が高い。大切に扱いましょう。
・日本版だと、シャッター音が9.7inch
iPad Proをも超える超爆音です。海外版にしたほうが良いですね。。
■9.7inch
・王道の大きさ。持ち運びしやすい
・片手でも持てる。様々な用途に使える
・カメラがパワーアップ。
・解像度が低い分、イラスト制作など、パレットなどで描くスペースが小さくなりやすい
という感じでしょうか。
私が一番好きなのは12.9inchです。やはりこの大きさは便利!
ただ、その大きさは持ち運びにはネックになるので、単純に持ち歩いている時間だとやはり9.7inchのほうが圧倒的に多いです。
上記をまとめて、
最初から絵を書くぞー!と決めている人、大画面を求めている人は12.9inch、
それ意外で汎用的に使いたい方は9.7inchを選べば良いのかなという気がします。
たとえば絵を描く用途であれば、12.9inchのほうが使いやすいと思います。
あとは、12.9inchの新型が今年後半に出るという噂もあるので(あくまで噂ですが)一旦12.9inchは新型を待つという手もあるかもしれません。
ただ、Expansysを見ると12.9inchは値下がりしているようなので、今欲しい方は逆にチャンスなのかもかも。
というような感じです。どちらにせよ機能制限版である日本版iPadよりかは、海外版のほうが良いと思うのは変わりませんです。
写真だけを撮るのにLivePhotsをONにするのも難があると思いますし、なによりスクリーンショットは便利な機能なので、どこでも何時でも使えるべきだと思いますゆえ。
以上のような感じでした。この記事が何かのお役に立てば幸いです。